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ヨガ八支則とは?

八支則

ヨガ八支則とは?

 

八支則とは、ヨガの修行における八つの規則・段階のことです。

八支則は、ヨガをしている人なら必ず、それ以外の方でも何かの本で読んだり、どこかで聞いたりしたことがあるのではないか、というほど有名な言葉で、「アーサナ(ポーズ)とは何か」や「呼吸法の重要さ」などが説明されています。

 

ヨガは「修行者が解脱するための道」ですが、修行者ではない一般の人にも、八支則やヨガ・スートラ(哲学)を学ぶメリットがあります。

 

私たちは「ほしいもの」をたくさん抱えています。
もう少し上達したい。もうちょっと出世したい。立派になりたい。人に愛されたい。皆に必要とされたい――。
その「ほしいもの」「したいもの」を叶えるために、身体はもちろん必要ですが、なにより心が必要です。

 

プロのアスリートは身体だけでなく、心も強い。
心をコントロールできているから、他の人がお酒を飲んでいても、自分は飲まなかったりしますよね。きちんとコントロールができている、心を極めている状態です。
でも、心を極めるというのは、簡単なことではありません。

 

お酒を飲み過ぎると身体に悪い、というのはみんなが知っていることです。タバコを吸うと、肺がんになる可能性がある、ということはパッケージにも書いてあります。
わかっているのに、私たちはお酒を飲み過ぎたり、タバコを吸ったりして、自分の身体を壊しているのです。よくないと理解しているのに止められないのは、心がコントロールできていないからです。

 

学校で成績が上がっている子どもは、心がコントロールできていて集中力があります。
でも、子どもに「もうちょっと勉強しなさい」と言っても、あれもしたい、これもしたい、と心があちこちへ飛んでいって、ちっとも集中できません。これも、心がコントロールできていない状態ですよね。

子どもも大人も心をコントロールしたいと思っているのですが、コントロールのやり方が何かわからないのです。

 

それを教えてくれるのが、パタンジャリの「八支則」です。
八支則は次の8つです。

 

(1)ヤマ(社会的に、してはいけない規則)
(2)ニヤマ(個人的に、守るべき規則)
(3)アーサナ(ポーズ)
(4)プラーナーヤーマ(気のコントロール)
(5)プラティアーハーラ(感のコントロール)
(6)ダーラナー(集中)
(7)ディアーナ(瞑想)
(8)サマーディ(悟り)

 

ヨガの修業のためだけではなく、人生におけるいろいろな悩みを解決する力が、この八支則にはあります。それを多くの方に知ってもらいたいと思います。これから少しずつ、皆さんに伝えてゆきながら、私もヨガの道を歩いていきます。

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